井沢静江

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出典:転生したらスライムだった件第6話より

井沢静江(シズエ・イザワ)

種族      :炎の魔人
加護      :魔王の加護
称号      :爆炎の支配者
魔法      :元素魔法 精霊魔法 
         召喚魔法イフリート
ユニークスキル :変質者
エクストラスキル:炎熱操作 爆炎 熱波 魔力感知
耐性      :炎熱攻撃無効 物理攻撃耐性

 召喚者。もともとは戦時中の東京に暮らしていたが、魔王レオンにより召喚された。当時、大火傷を負っていたが、イフリートが憑依することで生き延びる。火傷の痕がある状態で身体が安定したため回復魔法は効かない。身体の支配権はイフリートが持つが、変質者でイフリートと同化しつつも自分の自我を守った。イフリートがシズの感情を制御する。では身体の成長は十六七で止まっている。炎を自在に操り爆炎の支配者と呼ばれているが、剣技も一流。リムルと出会い、その運命に大きな影響を与える。

少女と魔人

 レオンの居城にケーニッヒが侵入したときは、一瞬で焼き殺した。戦いの最中に魔力感知を獲得している。
 ある時、レオンがシズに声をかけた。レオンは、 静江にシズという名前を与えた。※名付けになるのかは不明。
 数年後のシズがある程度自分の意志で動けるようになった頃、シズは実践訓練の最中に毎回寄り道をするピリノを不審に思い、こっそりと後をつけると、そこで風狐の幼子にエサを与えるピリノを見つける。ピリノと友達になり、風狐を一緒に育てることとなる。ピリノの提案でピズをお城に連れて行った所、魔王レオンと遭遇し、恐慌状態となったピズがレオンに威嚇してしまう。敵対行為と判断したシズの中のイフリートに、ピリノとピズを焼き殺された。

少女と勇者

 レオンはシズを城に残して放棄した。シズは魔人として勇者と対峙するが、覚えた剣技は勇者の刀で全て受け流される。魔素を消耗し、シズはその場に座り込んだ。自分は切り捨てられると思っていたシズに勇者は話しかける。勇者に質問されるまま全て話した。「もう、大丈夫だよ。今まで、よく頑張ったね」勇者は話を信じ、シズはこの世界で初めての安堵の気持ちに包まれ、勇者に縋って泣いた。
 シズは勇者に保護される。身体の火傷の痕を見て、勇者は懐から抗魔の仮面を取り出して渡した。その仮面はイフリートを抑え込み、シズは抑圧されていた感情を取り戻す。
 暫く、勇者としか会話ができないシズを勇者は親身になって面倒を見た。その頃に冒険者互助組合に紹介してもらう。冒険者互助組合の受付横の待合室で、国の名前、算数、そして魔法、組合に来た人からシズは色んなことを学んだ。シズは精霊との付き合い方を模索する。いつしか、シズは爆裂魔法を得意とする精霊使役者として爆炎の支配者の2つ名で呼ばれるようになった。そして、勇者と一緒に旅する仲間となり、幸せの絶頂にいた。
 数年後、勇者は旅立つ。
 勇者が旅立った後、シズは広く諸国を巡った。貧しい人々を守るために、救いを与えてくれた勇者のように。
 ある日ドラゴンが襲撃してきた。久しぶりにイフリートを呼び起こし、ドラゴンを焼き尽くすことには成功したが一週間の昏睡状態に陥る。初老に差し掛かっており、魔力が衰えていたのが原因である。一歩間違えるとイフリートを解き放つこととなっていた。シズは引退を考え、ハインツに相談した。イングラシア王国への招待状を書いてもらい、シズは教導官としての道を歩み始める。

爆炎の支配者

 シズが新人冒険者の教導を行い、後進の育成をしていた頃、純真な目をしたユウキと、絶望に彩られた目をしたヒナタ、ふたりの生徒を得る機会があった。シズはヒナタに親近感が湧くが、ヒナタはシズの元を去っていった。その頃、ちょうどユウキの提唱する国と組合の相互扶助関係の構築の佳境となっており、シズはヒナタを見送ることしか出来なかった。その後もシズは裏方としてユウキを支えた。シズは満足し、イフリートの意識が抑え込めなくなったこともあり、町を旅立つと決意した。ブルムンド王国へ向かい、そこでハインツの思いやりにより、3人の冒険者と合流することとなる。そして、たどり着いたのは魔物の町だった。異質な町だったが中でも異質なのがスライムだった。シズは、その不思議なスライムとの出会いを運命だと感じる。しかし、寿命がつきかけるその瞬間イフリートの意識がシズを乗っ取った。
 リムルがイフリートを捕食して一週間後、シズが目覚める。「なあ、スライムさん。君の名前は、なんて言うの?」リムルはシズに本当の名前を教えた。そして、シズはリムルに「食べておくれ」と頼む。この世界に取り込まれたくないんだと言って。リムルは思いを受け継ぎ、シズを苦しめた男魔王レオン・クロムウェルにシズの思いをぶつけると約束し、シズの安らぎを祈るようにリムルは、捕食者を使用してくれた。

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